引越し前の住民票異動(住所変更)は可能か
住んでいない住所に、住民票を移すことはできません。
しかしながら、実際には、金融機関からの融資や登記の関係で、引越し前に、住民票だけ先に移動させるケースはよくあることで、役所のホームページにも通常、住民票は引越し後でなければ移動できないとの説明がありますが、住んでいない住所(住む予定の住所)に、住民票を移すことも可能です。
実際の手続き方法
役所の方もこのあたりの矛盾・事情はわかっているので以下のように、やり取りをして下さい。嘘をつく後ろめたさはありますが、役所側も虚偽の移転手続きを知って、手続きをすることは出来ないので、あくまで窓口では「引越し済み」と言い切る必要があります。
窓口:「新しい住所にもう住んでますか?」
貴方:「はい、○日からもう住んでいます。」
※ 尚、住民票変更の手続きの際、役所の窓口の方に、正直に事情を話して相談すると、住民票の移動手続きを拒否されるケースがほとんどです。
引越し前に住民票を移動する際の注意点
1. 住民票移動の直後から、役所からの郵便物は新住所(無人の新居)に送付されること
・住民票移動日から、新住所からまだ住んでいる旧住所へ、郵便局の転居届を出して下さい。引越し後は、旧住所から新住所への逆の転居届を出して下さい。
・新居が近ければ、新居に簡易ポストを置き、簡易ポストを頻繁に確認すればいいでしょう。
2. 子供がいて、学校に通っている場合
・一番面倒なのがお子さんの学校の問題です。住民票移動により通学区が変わる場合などは、先に住民票を移動させると問題が発生します。その場合は、家族全員を移動させずに、世帯主や融資を受ける名義人だけ先に、住民票の移動させる方法が、一般的にとられています。
参考情報
Q.何故、不動産屋や金融機関は、引越し前に住民票移動をさせるのですか。
https://xn--pqqy41ezej.com/?p=258
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