車庫飛ばしの実例解説│実家・転勤・通報でばれないやり方

自動車/運転免許証
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車庫飛ばし(しゃことばし)とは

車庫飛ばしとは、自動車を登録(購入)する際に義務付けられている「車庫証明」を不正な手段で、偽造して登録を行うことです。

車庫飛ばしの概要

現在の車庫法(自動車の保管場所の確保等に関する法律)では、所有者居住地から2km以内に車庫(駐車場)を確保しなければ、車庫証明を取得することができません。そして、この車庫証明を警察署に届け出なければ、自動車の登録ができません。
そこで、2km以上はなれた場所を確保し、不正な手段により、「車庫証明」を取得し、自動車の登録を行うことを「車庫飛ばし」と呼ばれています。もちろんこれは犯罪であり、発覚した場合には、自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)の虚偽通知、刑法の公正証書原本不実記載などの罪で罰せられる可能性があります。
悪質な事例では、自動車販売業者(ディーラー)の社員らが販売促進のために車庫飛ばしを組織ぐるみで指南して、顧客に車庫飛ばしをさせたり、顧客と結託して書類を偽造して車庫飛ばしが行われた悪質な事例もあります。
この車庫飛ばしが発覚した場合には、20万円以下の罰金が課せられ、また、車庫証明取得手続きを行わないことでも10万円以下の罰金が課せられますのでご注意ください。

車庫飛ばしの方法・手口

大きく分けると以下の3パターンになります。車庫飛ばしは、刑法第157条の公正証書原本不実記載等の罪に該当し、これに問われますと、刑罰として、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科される可能性があります。

(1)廃車型

自宅の駐車場に駐車可能な台数以上の車を所有するため、書類上所有車を廃車して、新たに車庫証明を取得する。

(2)住民票移動型

・駐車場の料金を節約するために、都市部の人が、一時的に住民票を駐車場の安い地方や実家などに移動させて、実際の使用地とは違う場所で、車庫証明を取得する。
・自分の好きな地名のナンバープレート(品川ナンバー、湘南ナンバー、横浜ナンバー等)で登録するため、希望する地名のナンバーを管轄する場所に住所を移したように見せかけ、一時的に実際に住民票を移して、ナンバープレートを取得後、住民票を元の場所に変更する。
・軽自動車の車庫証明が要らない島嶼部(とうしょぶ。伊豆・小笠原諸島など)に、軽自動車を登録する。

(3)ディーゼル車排気ガス規制型

自治体のディーゼル車排気ガス総量規制条例から免れるために、トラックを多数台保有する規制対象地域の事業者が、規制にかからない場所に名義上住所を移したように見せかけ、車庫証明を取得する。
実際は規制の対象になる所で、排ガス浄化対策をしていないトラックを保有すること。

親名義・実家・単身赴任・転勤は、車庫飛ばしに該当するか

(1)親の名義で登録
(2)使用者は自分
(3)車庫証明は実家
(4)実際は、実家とは別の県の下宿先の近くの駐車場を借りている
  ※車庫をきちんと借りている
(5)学生(若しくは単身赴任)で他県にいる
(6)数年後には、実家に帰る

この場合は、厳密に言うと良い状態ではありませんが、車庫飛ばしに該当しません。
また、正当な理由がありますので、自動車の主たる使用者が親の名義である以上、親から車を借りているご自身が、その貸借期間中の臨時の車庫を用意していることを加味すると、問題はないと思われます。
ですが、車庫もきちんと確保するのであれば、最初から下宿先や単身赴任先で、車庫申請するのが最も無難と考えられます。

車庫の再確認(車庫飛ばしの確認)を警察が行う場合

最近は車庫を持たない車の違法駐車が問題化してきおり、警察による車庫証明の確認が厳しくなっているようです。
警察による確認の方法としては、警察の方が申請書の現場に行き、写真を撮った後、車の持ち主または使用者の自宅に伺い、当事者が在宅していれば直接口頭で、不在なら郵便箱にメモを残すなどして、確認についてを報告します。
また、以下のような車両は確認を受けやすいようです。

(1)頻繁に駐車禁止を受けている車両
(2)駐車場でも無い場所に良く止めているなどの不審車両
(3)駐車場の貸主の方等が他県のナンバープレートを不審に思って通報した場合

いずれにせよ、車庫飛ばしは犯罪ですので、車庫飛ばし及びそれに類する行為はお控え下さい。飛ばすのは車だけにして、ご自身は飛ばされないよう、お気をつけ下さい。

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