離婚調停前の住民票の移動の問題点について
法律上、離婚調停前に別居等の事実があれば、住民票を移動させることに何の問題もありません。
但し、離婚調停中で、離婚の交渉をしている最中であれば、相手を不快にさせ、怒らせることに繋がり、交渉がスムーズに行かないことも考えられますので、メリットとデメリットを十分考慮した上で、判断して下さい。
注意点
・相手が、住民票の移動にとても抵抗を感じている→勝手に移動した場合→離婚交渉の難航
・住民票の移動後に相手が住民票を取得した場合、今まで知られていなかった、移動先の住所が把握(突然、夫が訪問・手紙を郵送等)されてしまうことがある (婚姻関係にあれば相手の住民票を取得することができます。DVがある場合には、これを防止するために、相手に戸籍謄本及び住民票の取得をできないようにすることも可能です。)
・子供の保育園・幼稚園などの手続きで実際の住所への移動が必要→相手に理由を伝えることで、理解を得られる場合が多いようです。
・現在別居をしていても、関係修復の可能性があるのであれば、相手の気持ちを考慮し、移動させないほうがいいかもしれません。
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