【ニュース】福井県福井市、住民票をコンビニ交付へ 印鑑証明・所得証明も
▼概要
福井県福井市は2014年7月7日から、全国のコンビニで住民票の写しなど、市民が住民基本台帳カード(住基カード)を使い、三種類の証明書を交付するサービスを開始されます。福井県内の自治体では初の試みで、これにより、市役所などの窓口が開いていない夜間や休日でも取得が可能になります。また、住民票を移していない県外の大学生が、手軽に証明書を入手できる利点も見込まれます。
▼取得可能証明書について
発行・取得できる証明書は、以下3種類の証明書。
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・所得課税証明書(所得証明書)
▼取得可能コンビニについて
全国各店舗の以下のコンビニが対象になります。
・セブンイレブン
・サークルKサンクス
・ローソン
・ファミリーマート
(2014年6月時点、福井県内計325店舗・福井市内計126店舗)
▼サービスを受けるには
本件サービスを受けるには住民基本台帳カード(住基カード)が必要になります。
住基カードを市役所の窓口で発行(手数料500円)・取得後、更に市民課で交付サービスのための申請手続きが必要になります。
既に住基カードを持つ該当者には市から通知が届くとのこと。
年末年始を除く6:30~23:00の間、コンビニ店内の多機能コピー端末機に住基カードを認証させ、暗証番号を入力します。
画面の指示通りに操作すると、2~3分で証明書が交付されます。
手数料各1通300円。証明書には、複写や偽造の防止対策が施されています。
▼本件事業に関して
今回の総事業費はシステム開発などで約3600~4000万円、本件システムを利用する場合、市民課窓口での交付に比べ証明書1件あたり約3倍の費用がかかるとも言われており、その意味でも市民の活用普及を求める声もあったとのこと。
福井市民の住基カードの取得率は2014年3月末現在で11,500枚(福井市民人口が265,000名。普及率約4%)。
サービス開始に伴い、「いつでも、近くで取得でき、便利になる」こと以外に、2015年3月末には15,000枚まで住基カードの発行を増やすことを目標にしているとのこと。
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