Q.公立の小学校・中学校の転校に必要な手続き手順について教えて下さい。

引越し料金

公立の小学校・中学校の転校に必要な手続き手順について


一般的に、以下の通りでおおまかな流れは変わりませんが、各地域や各学校によって、転校の手続き方法や書類の名称について、異なる場合がありますので、担任の先生・市区町村役場・地元の教育委員会にて、事前にご相談・ご確認してみて下さい。
尚、引越しで住所が変わった場合でも、通学区(学校)に変更がない場合、転校の手続きは必要ありませんが、通っている学校の先生への連絡を忘れないようにしましょう。

(1)まず先生に転校の連絡

在籍している学校の担任の教師を通じて、現在の学校に転校する旨の連絡を行って下さい。引越しする時期にもよりますが、担任の先生もいろいろ作成書類があるので、遅くても転居の1ヶ月前には連絡することが望まれます。

(2)在学証明書と教科書給与証明書の受領

現在の学校から、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行して頂きましょう。また、転校までに、納入済の教育費などの清算も済ませることが望ましいと思われます。
また、「転校届(転学届)」という書類を提出する場合があります。用紙は学校にあります。印鑑が必要となりますので、学校へ赴く際は印鑑を持っていくと良いでしょう。

「在学証明書」

「教科書給与証明書」

(3)市内(区内)が変わる引越しの場合

引越し先が現在の市町村から別の市町村になる方は、現在お住まいの市区町村役場に「転出届」を提出し、「転出証明書」の交付を受けます。
※ 引越し先が同じ市町村内の場合は、学校の学区が変わる場合でも「転出届」の提出は不要です。

その後、これから住む予定の引越し先の市区町村役場に、以前の役場で受領した「転出証明書」を添付して「転入届」を提出します。ここでは、免許証などの他の住所変更の確認書類のために、変更後の住民票を何通か発行しておくと便利です。

小学校・中学校転校手続き1

(4)市内(区内)が変わらない引越しの場合

現在お住まいの市区町村役場に転居届を提出しましょう。住民票移動の手続きはこれで完了です。

小学校・中学校転校手続き2

(5)教育委員会へ

教育委員会は、市役所の中にあることがほとんどです。事前に教育委員会の住所や電話番号、担当の方の名前などを、学校や引越し先の市町村役所(役場)で確認しておくとよいでしょう。
教育委員会に向かい、「在学証明書」を提出し、入学する学校の指定を受けます。そして、「転入学通知書(就学通知書)」の交付を受けます。
※ ここでは、新しい住民票が必要になる場合があります。

(6)転校先の学校へ

教育委員会で指定された転校先の学校へ行き、以下の3点を提出すれば転校の手続きは終了となります。
・「転入学通知書」
・「在学証明書」
・「教科書給与証明書(転学児童(生徒)教科用図書給与証明書)」

また、転校先の学校に予め電話をし、手続きのために伺う日程を相談し、その際に転校に必要なものを確認しておくことが望まれます。体操服・教科書・持ち物等、転校先の学校によっては、今までの学校ではいらなかったものなども必要になるときもあるので注意が必要です。早めに準備できるものは、用意しておきましょう。
そして、事前の電話で決めた予約日に転校先の学校に親子で出かけられて、転校手続きを済ませてください。その際に担任が決まっていれば、担任の先生に子供の性格や家庭での様子など話しておくと、その後の学校生活が円滑に運ぶことでしょう。

(7)子供の心のケア

学校が違えば、学校や地域の些細な決まりや風習に違いがあり、子供はそれらに大人以上に戸惑うものです。方言や学力の違いなどにより、いじめ等に発展する可能性もあります。特に小学生のお子さんの場合、転校は心理面でも強いストレスが掛かります。しっかりフォローしてあげて下さい。

(8)通学路

引越し前でも引越し後でも構いませんが、通学路の危険な箇所などを確認しながら子供と一緒に歩いてみられると良いと思われます。

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