ガスの引越し手続き
ガスの引越し手続き方法
引越しが決定したら、ガス会社の支所(営業所)に連絡し、現住所の「ガスの使用中止」と引越し先の「ガスの使用開始」の手続きを行う必要があります。連絡方法は、電話・各ガス会社のホームページから行うことが出来ます(ページ下部のガス会社一覧をご参照下さい。)。
電気や水道は、自分で電気ブレーカーのスイッチを上げ、また水道栓をあければ、引越し当日からすぐに使うことができます。しかしながら、ガスは必ず入居者・係員の立ち会いの元での開栓・ガスの種類の確認・安全点検が必要となります。引越ししてから数日間ガスが使えないととても不便です。また、特に2~4月の引越しシーズンは込み合うことが予想されます。できるだけ早く手続きを終わらせておくようにしましょう。
また、ホームページからは、引越し日の2~3営業日前までしか受け付けていないガス会社もありますので、余裕を持って1~2週間前までに、現住所と引越し先の両方の手続きを終わらせておけば心配はないでしょう。
ガスコンロ・ガス器具の注意点
ガスには、さまざまな規格があり(プロパンガス、日本ガス、LPガス、都市ガス(13 種類)など)、新居でのガスの種類に対し現在使用しているコンロなどの手持ちのガス製品が対応できるかどうか事前にチェックしておく必要があります。
ガス器具の側面などにラベルが貼られており適合規格がわかります(13A、12A など)。詳しくは引越先のガス会社に尋ねてみましょう。
ガスコンロやガスストーブが、規格にあっていなければ機器の調整や買い直す必要も出てくるので、できれば引越前にチェックしてください。
電話連絡をする場合の確認項目
電話で連絡する場合は、以下の項目を確認されますので、お客さまガス番号などが記載された「検針票・領収書」等を事前に用意しておくといいと思われます。
(01)お客様ガス番号(「検針結果のお知らせ」・「検針票」・「領収書」に記載)
(02)契約者の氏名(ガスの契約者名義)
(03)引越し前の住所(ガスの使用を廃止する場所の住所)
(04)連絡先電話番号
(05)引越し予定日時
(06)ガス料金の精算方法
(07)使用停止(閉栓)作業希望日
(08)使用停止(閉栓)作業希望日の立会者の氏名
(09)引越し先の住所
(10)引越し先での建物の形態(一戸建て・マンション・アパートなど)
(11)引越し先での使用開始(開栓)作業希望日
(12)引越し先での使用開始(開栓)作業希望日の立会者の氏名
(13)引越し先でのガス料金の支払方法
(14)使用予定のガス機器の規格
ガス料金清算のための計算方法
前回の検針日から引越しまでのガス料金は、退去時までのガス料金を日割計算して支払います。基本料金は使用日数に応じて日割計算し、段階制のガス量料金については、それぞれの段階の範囲を日割計算によって区分します。
ガス料金の支払方法
現地清算・口座振替・クレジットカード・引越し先へ請求書送付などの方法があります。どれが適用されるのか、使用中止の連絡をする際に確認をとるとよいでしょう。
(1)現地清算:引越し当日にガス会社の係員(ガス会社の委託業者)に来てもらいます。そして、そこで使用中止(閉栓)をしてもらい、未払いのガス料金を日割計算して、直接現金で支払いを行います。この方法は事前に予約しておく必要があります。
(2)口座振替・クレジットカード:ガス料金の支払方法がもともと、口座振替(引き落とし)やクレジットカードで行っている方は、事前に確認してみましょう。
(3)引越し先へ請求書送付:(1)・(2)以外の場合は、引越し先へ請求書が送付されます。コンビニや銀行で支払を行いましょう。
ガスの使用終了(閉栓)手続き
ガス会社に引越しする連絡をすると、引越し当日にガス会社の人が家にやってきます(事前に立ち会う日時を指定しておきましょう。)。
ガス栓が室外にある場合は立ち会う必要は、通常ありませんが、メーターが室内にある場合は立会いが必要となります。
ガス会社の係員が、メーターを確認をし、ガス栓を閉めて、最後のガス料金の精算をします。
引越し当日に料金を精算した方は、もう支払いは完了しているので気にする必要はありませんが、当日清算ではなく、後日清算をされる方は、最後に家を出発されるときに、ガス料金メーターを目視で確認し、写真を撮っておきましょう。万が一、ガス会社のほうから見覚えのない多額の金額を請求された場合でも、携帯の写メなどの証拠があれば、対応できるからです。
ガスの使用開始(開栓)手続き
引越し先でガスを利用するには、ガス会社の係員(ガス会社から委託を受けた方)に来てもらい、立会いの元、ガスの元栓を開ける(ガスの開栓・使用開始)とともに安全点検をしてもらう必要がありますので、引越し前に引越し先のガス会社に連絡をして、立会い日時の予約をしておきましょう。
また、使用するガス機器もそのときまでに用意しておきましょう。
またその場で係員の方から注意事項や、ガス料金の支払い方法などについて説明がありますので、不明なことなどは質問すれば良いでしょう。
引越してから数日間ガスが使えない(お風呂・シャワー・料理も×)と困ると思いますので、引越し当日から使えるように開栓日時を指定し、早めに使用開始の手続きを行いましょう。
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