【ニュース】住民票不正移動:不動産取得目的。元暴力団組員ら3人逮捕

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住民票不正移動:不動産取得目的で元暴力団組員ら3人逮捕

 東京都杉並区の無職男性(82)になりすまして虚偽の住民異動届を提出し、他人の住民票を勝手に異動したとされる事件が発生した。

罪状

 警視庁捜査2課は2011年11月8日、指定暴力団山口組系元組員、北村信被告(52)(=別の詐欺罪、有印私文書偽造・同行使(北村容疑者は2011年2月、死亡した女性の遺言書を偽造し、遺産を不正に入手したとして警視庁に逮捕されていた。)などで公判中)無職の渋谷弘毅容疑者(81)被告ら3人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑などで逮捕した。

 渋谷容疑者、北村被告ら3人は、2008年8月中旬、長野県栄村役場で、東京都杉並区に住む無職男性(82)に成り済まし、男性名義の住民異動届などを無断で提出し、長野県栄村に転入したとする虚偽の住民異動届を提出し、住民票を栄村に異動させた疑いがあるとしている。

手口

 警視庁捜査2課は、北村被告・渋谷容疑者らが移転先の住民票や印鑑登録証明書などを得たうえで、男性が所有する都内の不動産(中央区の宅地など)の権利を手に入れようとした可能性が高いとみて調べている。渋谷弘毅容疑者らは、役所の窓口での本人確認に際し、偽の年金手帳を提示して信用させたとみられている。

 北村容疑者らは男性と面識がなかったとみられ、他にも関与した人物がいる可能性があるようである。無職男性は、杉並区などに不動産を所有しており、不動産業者からの問い合わせで不正に気付いたとされている。

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